敷金礼金のない賃貸の不動産物件とは
日本では賃貸の不動産物件を借りる時には、敷金、礼金を支払うという昔ながらの慣習、慣例があります。
敷金は部屋を破損させたりした時に修理費用に充当したりする保証金的な意味合いがあります。
基本的には退去時には返却されます。
それに対して礼金は大家さんへのお礼の気持ちをこめて渡すので返却されることはありません。
新築でも、中古でも敷金礼金があります。
しかし、それがあるために中古の物件を中心になかなか借り手が現れず、中古のマンション、アパート等では空き部屋が目立っています。
そのため、大家さんは長期にわたって空き部屋となるくらいなら、敷金礼金を0円にして部屋を貸すことにしているのが理由です。
しかし、敷金は本来保証金の意味ですので、退去時に原状回復がされると減額されて戻ってきます。
敷金礼金が0円の賃貸物件ですと、一旦、原状回復の見積もりを退去者へ提示して退去時に請求します。
退去時に生産してもらうので大家さんは困ることはありません。
入居者は、入居時にお金がかからなくても退去時にお金がかかる可能性があるのがこのからくりです。